UK出身の若きロックシンガーYUNGBLUDの前作『21st Century Liability』から2年ぶりの2ndアルバム。
自分は1stはまだ聞いたことがない。っていうのもYUNGBLUDを知ったのが最近でこのセカンドアルバムが初めて。ヤングブラッドを知ったのはこの曲
元々blink-182のドラマー、Travis Barkerが大好きでトラヴィスがコラボしてる作品とかはチェックするようにしていたんだけどこの曲でMachine Gun Kellyの隣に随分目立った格好いい人いるなって調べ始めたのがきっかけ。この曲MGK、トラヴィス、ヤングブラッドがいい具合に重なりあってエモーショナルでめちゃくちゃかっこいい。
そして今回のセカンドアルバム『Weird!』
見た目からヤングブラッドのことをどこかMarilyn Manson的なダークな音楽性だと勝手に決めつけていたんだけどこのアルバムを聴いて全くの勘違いだった。アルバムを一通り聞き終えた時には童話を読んでいたかのようなファンタジーな世界観に包まれる。おとぎ話の映画のようなイントロからアルバムはスタート。ダークかつエモーショナルなボーカルが楽曲をより引き立たせる。メランコリックな①からは一転②、③ではキラキラしたポップナンバーを展開。ポップソングも難なく歌い上げ違和感がないどころかポップシンガーでも行けるじゃんと思うくらいしっくりくる。⑤のようなカントリー調のバラードナンバーでは持ち味の幅広い声色を駆使し歌い上げたかと思えば⑦のような広大な大地が目の前に浮かんでくる壮大なロックナンバーも聴かせてくれる。
⑫では最強のトリオ、Travis Barker、Machine Gun Kellyをフューチャリングした『Acting Like That』をぶちかましてくれる。
『I Think I’m OKAY』でもそうだったけどこの三人が組むとなんでこんなにエモいロックな曲が作れるんだろう。今作のキラーチューン。
ジャンルがバラバラでまとまりがないように思えるが根柢にあるのはヤングブラッドのポジティブさだと感じる。ダークな曲、壮大なロックな曲、バラード曲、リズミカルなキラキラポップソングどの曲を聴いても強いポジティブ精神がひしひしと伝わってくる。見た目からもそうだけど一つのジャンルにとらわれず自分のやりたいことを思いっきりやって本人が楽しんでるのが聴いてる側にも伝わってきてこちらもハッピーな気持ちにさせてくれる1枚。まだ24歳恐ろしい才能だ。今後がますます楽しみ。
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